建物は常に厳しい環境の下にさらされており、年月が経つにつれ痛みが出て来ます。
よって建物のお手入れは必要不可欠な事になります。
建物に塗装をするという事は、建物の見栄えを良くする意味もありますが、
それ以外にも建物を保護するといった役割も有るのです。
風雨や日射等自然環境から建物を保護する意味では、塗膜は大きな威力を発揮します。
塗膜の劣化は建物の傷みを早める直接的な原因となるので、早めの点検及び塗替えをお勧めします。

塗り替えの基礎知識

モルタル

モルタルはどんな形状の壁にも対応でき、好みに合わせた仕上がりに対応できます。
調合する材料の組み合わせを変えることで、耐久性や仕上がりに変化が生まれます。

サイディングのようにコーキング(つなぎ目)がないのが特徴ですが、年月が経つにつれひび割れ(クラック)が発生する欠点があります。また、モルタル自体の防水機能は低く、乾燥収縮でひび割れは必ず発生してしまいます。

モルタルの塗装・メンテナンス

モルタル塗装はひび割れから水が侵入する恐れがり、定期的にメンテナンスをする必要があります。

比較的規模の小さいひびビ割れは「ヘアークラック」と呼ばれています。
ヘアークラックの処理は下塗り材を刷り込んでいきます。

また、仕上りや耐久性の観点から、下地が透けやすいエッジ部などをほかの部分よりも1回余計に塗る「増塗り」を行います。

ひび割れが酷い場合には、高弾性塗料を使用していきます。
高弾性塗料は柔らかくひび割れに強い特徴があり、防水性が高まります。

高弾性塗料

モルタルは比較的メンテナンスに手間がかかりますが、デザインを重視される場合は選択される方が多くいます。
モルタルの耐用年数は7~8年で、定期的にメンテナンスを行えた場合でも寿命は約30年です。

サイディング

板状に出来上がった外壁建材です。
完成したパネルを躯体に取り付ける為、作業性にすぐれ、仕上がりの均一化を図ることができます。
サイディングの素材は「木質」「窯業」「金属」に別れます。

サイディングで一般的に普及しているのは窯業系です。
一般的に普及していることからバリエーションが多く、コストが優れているのが特徴です。

サイディングは半永久的と業者から説明される場合がありますが、素材・性能により大きく異なります。
また、モルタル同様、紫外線や雨風の影響を受け、外壁の劣化は発生するため、定期的なメンテナンスは必要です。

サイディングの塗装・メンテナンス

サイディングが劣化すると、チョーキングの劣化(白化現象)・コーキング(シーリング目地)部分のひび割れ・外壁のひび割れ等が発生してきます。

耐用年数はサイディングの種類によっても違ってきますが、一番多いのが新築から10年前後。また、サイディングボードの間に使用されているコーキングは寿命が約10年と言われるものが多く、この時期に塗装の見直しをされる方が多いようです。

サイディングの塗装では「WB(ウォールバリア)多彩仕上げ工法」をおすすめしています。
WB(ウォールバリア)多彩仕上げ工法でメンテナンスを実施した場合、保証です。
紫外線による劣化に強く、経年劣化にも強くなり、新築のような仕上がりになる特徴があります。

塗装状況について不安があればお問い合わせください

お見積もりの依頼などお客様のお悩みについてのご相談等随時承っております。些細なことでもまずはお気軽にお問い合わせください。

現場作業等行っておりますので繋がりにくい場合もございますのであらかじめご了承ください。